辞書にマーカーは引いた方がいい?(国語辞典と英和辞典の場合)

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Ryoです。

  • 辞書にマーカーって引いた方がいい?
  • 辞書にマーカーを引く意味は?
  • 辞書を買ったけど使いこなせない

本記事では、このような疑問をお持ちの方に向けて、僕がずっと何も書き込んでいなかった辞書にマーカーを引くようになって感じている事をお伝えします。

結論、辞書を有効活用する上でマーカーを引く事は非常に意味があると感じており、おすすめです。

とは言え、ただ線を引いただけではその意味を成しません。

実際にマーカーを引く際のポイントまで分かりやすく解説していくため、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

ポイント

僕は国語辞典と英和辞典、四字熟語辞典、故事ことわざ辞典を所有していますが、マーカーを引いているのは国語辞典と英和辞典のみです。そのため、その他の辞書については必ずしも本記事の内容が全て当てはまるとは限りません。

目次

辞書にはマーカーを引いた方がいい?

僕は国語辞典と英和辞典ともに、現時点で3年間ほど使用していますが、つい数ヶ月前までは一度もマーカーを引いたことはありませんでした。

参考書や問題集には気兼ねなく書き込んでいましたが、辞書となると個人的には少し違う気がして、可能な限り綺麗な状態で長く使用したいという気持ちがあったからです。

ですが、最近になって一度調べた部分を一目で分かるようにした方が良いと感じる事が何度もあり、ずっと何も書き込んでいなかった辞書に蛍光ペンでマーカーを引くようになりました。

このお陰で成績が爆伸びしたという訳ではありませんが、結果的にやって良かったと感じており、今後も続けていくつもりです。

辞書にマーカーを引くようになった理由

まず、僕が辞書にマーカーを引くようになった理由をお伝えします。

きっかけとなったのは、スタディサプリの英語の授業です。

もちろん先生によって授業のやり方に差があるため本記事をお読みの皆さんはどうか分かりませんが、僕はこれまで学校や塾の授業中に辞書を引くように指示されることは、国語で国語辞典に関する授業の時を除いては、一度も経験がありませんでした。

だから、せっかく辞書を持っていても、よほどの事がない限り使用することがありませんでした。

ですが、ずっと辞書を活用したいという気持ちはあったため、国語辞典に関しては読書や漢検の勉強の際に使用するようにし、ある程度使用感のある状態になっています。

しかし、英和辞典はあまり使用する機会が無く、そもそも単語帳や問題集で事足りてしまっていたため、かなり綺麗な状態が保たれていました。

そんな時、スタディサプリというオンライン学習サービスを利用し始めました。

その中の英文法の授業で、所々に「辞書を引いてみてください」という場面があり、本棚にしまっていた英和辞典を勉強机に常に置いておくようになりました。

すると、ふとした時に「あの授業でこの単語調べたな」と思い出し、でも肝心な調べた内容を思い出せないという事が起こります。

また、僕はこれまでやっていた英語は中学英語だったため、ほとんどの単語はちゃんと練習すれば覚えられたり、そもそも出てくる単語が限られていたりしたため、単語が分からない事が原因でつまずく事は基本的にありませんでした。

ですが、スタディサプリで高校英語の勉強を始めてみると、予習の際にさっぱり分からない単語が出て来て問題が解けないという、これまでには無かった状態に陥るようになり、高校英語と中学英語の差を目の当たりにしながらも、その都度辞書を引く習慣が身につきました。

すると、単語が分からなくて辞書を引き、読み終えた時に「なんか前もこの単語調べた気がする」という事が多々あり、辞書を読んだその瞬間に全部覚えられた気になっていたと気が付きました。

僕は問題集を解いて間違えた問題には必ず印をつけているため、一目見たらどこをどれだけ間違えたのかが分かるようにしています。

間違えた問題に既に印が付いていると、もう同じ間違えはしてはいけないという自分への戒めになり、しっかり効果も感じている勉強方法です。

しかし、辞書については何も印をつけていないため、過去に調べたかどうかすら曖昧で、仮に前に調べていた事を覚えていても、同じ問題を何度も間違えた時ほどの印象も無く、何度調べても記憶として定着しないという状態になってしまっていると感じました。

そのため、辞書で一度調べた部分にも印をつけてみようと、マーカーを引くことにしました。

ポイント

ここまで具体的にお伝えしてきたのは英語が中心ですが、英和辞典だけでなく国語辞典でも同じ事が言えると思います。

僕も英和辞典と同時に国語辞典にも同様にマーカーを引き始めました。

勉強目的ではなく気軽に辞書を使っているだけならそこまでする必要はないと思いますが、学生や受験生(特に小論文や現代文などの文章力を問われる場合)、語彙力を高めたい方などは、国語辞典にもマーカーを引くと良いと思います。

辞書にマーカーを引くようになって良かったこと

実際に辞書にマーカーを引くようになって良かったと感じているのは、辞書に対する認識が変わった事です。

個人的な意見ですが、これまで何故か辞書は参考書や問題集とは違う印象を抱いており、参考書ほど頻繁に読むものでもなければ、問題集ほど復習に役立てるものではない、綺麗に扱うべきだと勝手に思い込んでいました。

ですが、マーカーを引くようになってから、参考書や問題集、単語帳と同じように、使い方を工夫すれば大きな意味があるもの、ボロボロになるまで使うもの(もちろん雑に扱うという意味ではなく、使い込むという意味です)という印象に変わりました。

マーカーを引くようになった事でこのような意識が強まり、過去に既に調べていた場合は「もう忘れないように工夫が必要だ」と強く感じるようになりました。

膨大な語彙が載っている辞書の中からわざわざ調べるものには必ず意味があるはずです。

にも関わらず、これまでずっと辞書においては「間違えた(まだ知らなかった)」という意識が薄く、辞書を引いて書いてある事を読んだその行為に満足してしまっていたのだと思います。

もちろん、マーカーを引いたから覚えられるという訳ではないため、何もしなくても過去に自分が何を引いたか覚えていられる、常に「二度と間違えない」という強い意志を持って調べられるなら、マーカーは引かない方が効率が良いです。

ですが、実際それをするのは、個人的には難しいと感じています。

スタディサプリの授業で調べた単語は先生の解説もあって印象に残りますが、それでも授業内で辞書を引いた全ての単語を完璧に覚えている事は難しく、自分で問題集を解きながら調べた単語であれば尚更です。

最近ではインターネットで検索して調べ物をする事もありますが、それも線を引いていない辞書と同じように、前に調べた気がするけど思い出せず、何度も同じことを調べてしまう事があります。

恐らく同じような経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ちょっと疑問に思ったことなら忘れてしまってもその都度調べれば良いですが、テストや受験に向けて勉強しているならそんな事は言っていられません。

だから、一度調べた箇所がパッとみて明確になるマーカーを引くという辞書の使い方は始めて良かったし、もっと早く辞書の重要性に気が付けば良かったと思っています。

辞書にマーカーを引く際のポイント

色が薄めの蛍光ペンを使う

初めてマーカーを引いた時、普段使用している濃いめの蛍光ペンを使ってしまい、裏のページにインクが染みてしまいました。

普段、参考書や問題集にはPILOTの「フリクションライト」のブルーを使用していますが、辞書用には「フリクションライト ソフトカラー」のライトブルーを使用しています。

同じフリクションライトですが、ソフトカラーの方はパステルカラーのような色で僕の使用している辞書には裏に染みることも無く、現時点ではベストな蛍光ペンです。

ただし、辞書の字が小さい部分には若干太いため、気になる方は細くて色の薄いものを探した方が良いかもしれません。

色は個人的にずっと使用しているのがブルー1色であるためライトブルーと書きましたが、もちろん自分の見やすいと感じる色を使用して下さい。

( 使用している辞書:「新明解国語辞典 第七版」「ジーニアス英和辞典 第5版」)

重要部分にだけマーカーを引く

辞書を引いた語彙の部分全てにマーカーを引く必要はありません。

全部にマーカーを引くと目立ちはしますが、かえって重要な部分が分からなくなってしまいます。

沢山辞書を引く場合は尚更ポイントの箇所のみにマーカーを引くようにしなければ、辞書自体が見にくくなってしまう可能性もあるでしょう。

語彙のみでも十分ですし、授業で先生が解説していた箇所や、意味が複数載っている場合は自分の知りたかった意味にだけマーカーを引くことをおすすめします。

線の引き方にこだわらない

前述したように、マーカーを引いたから辞書の内容を覚えられるという訳ではありません。

あくまでも自分が分からなかった事を視覚的に認識するための印に過ぎないため、色ペンで丸をつけるだけでも、自分が分かりやすければ何でも良いのです。

そのため、色を使い分ける、綺麗にマーカーを引こうとするなど、線の引き方にこだわり過ぎないように注意しましょう。

辞書にマーカーを引かない方がいい人

ここまで辞書にマーカーを引いた方が良いというお話をして来ましたが、以下のような方はマーカーを引く必要はないと考えています。

既に他の使い方で効果を感じている人

辞書の使い方は様々です。

蛍光ペンだけでなく、他のペンで書き込む、付箋やメモ帳を活用するなど、工夫のしようはいくらでもあるでしょう。

そのため、既に自分なりの使い方があり、それで十分効果を感じている方は、そのやり方がベストな可能性もあります。

マーカーも引いてみたいと考えているなら試してみる価値はあると思いますが、あくまでも辞書は勉強の補助として使用するものであり、時間をかけて装飾していくものではないため、

何も書き込んでいない状態を保ちたい人

マーカーを引いた方が良いとお伝えして来ましたが、何も書き込みたくないという方は、もちろん書き込まなくて大丈夫です。

問題集であれば個人的には書き込みを強くおすすめしていますが、辞書を引いて問題が解けるようになる訳ではないため、辞書の使い方にとらわれる必要はありません。

僕は結果的にマーカーを引く事にしましたが、元々ずっと何も書き込まない状態を保ちたいと思っていたため、気持ちはとても分かります。

ただし、本記事でお伝えした僕の経験からすると、前にも調べたはずなのに覚えられていない語彙は別の紙にメモして目につく場所に貼るなどすると効果的だと思うため、その点は各自で工夫していただけたらと思います。

まとめ

辞書を有効に活用するために、マーカーを引く事はおすすめです。

実際に辞書にマーカーを引くようになって、「辞書で調べる=自分がまだ知らない・覚えられていない」という意識が強まり、過去に既に調べていた場合は「もう忘れないように工夫が必要だ」と強く感じるようになりました。

せっかく辞書を引いて一度インプットした内容を、毎回振り出しに戻って何度も繰り返し調べるというのは効率的な勉強とは言えません。

とはいえ、人間どうしても忘れてしまう生き物です。

調べた事を印象付けるために、マーカーを引いておくというのは手軽で分かりやすい方法だと思います。

実際にマーカーを引く際のポイントは以下の通りです。

もちろん辞書は様々な使い方があるため、本記事の内容がベストな訳ではありませんし、自分に合った使い方でオリジナルの辞書にしていただければと思います。

ですが、「辞書を買ったけど使いこなせない」「辞書を使っているけどイマイチ意味を感じられない」「覚えられずに何度も同じ語彙を調べてしまう」という方は、ぜひ本記事の方法を試してみて欲しいです。

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