定期テストで5教科合計450点以上取れるようになった勉強計画の立て方

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Ryoです。

  • 定期テストの勉強計画の立て方が分からない
  • 定期テストで目標点に届かない

本記事では、このような悩みをお持ちの方に向けて、定期テストで5教科の合計450点(500点満点中)以上を取れるようになった勉強計画の立て方を紹介していきます。

筆者は中学1年生の前期期末テストから本格的に勉強計画を立てることを意識し始め、当時は科目や単元ごとに点数に差がありましたが、勉強計画の立て方のコツを掴んだ2年生の前期中間テスト以降は、全科目平均して90点前後を取れるようになりました。

目標点の設定から実際の計画の立て方まで分かりやすく解説していくため、勉強計画をしっかり立てて定期テストで目標点を達成したいという方は、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

目次

定期テストの勉強はいつから始める?

定期テストの範囲の授業というのは、その前の定期テストが返却された後すぐの授業から始まっているため、実際は常にテスト期間という意識でいるべきなんだと思います。

ですが、もちろん部活動や学校行事などもあり、365日テスト勉強だけに注力できる訳ではありませんよね。

そんな中でテスト勉強として本格的に勉強を開始するベストタイミングは、4週間前です。

多くの場合は約2週間前にテスト範囲が配られるため、それからがテスト期間という認識をしている方が多いでしょう。

ですが、実際2週間前から勉強を始めて万全な状態でテスト本番を迎えることは難しいと思います。

また、テスト範囲と同時にワークやプリントなどの提出物が出る場合、その提出物を仕上げるというのは、テスト勉強にはなりません。

提出物を提出可能な状態にすることはもちろん、その上でさらにワークを何度も解き直す、他の問題集や提出物以外のプリントをやるなど、それらでテスト対策をしなければ、周りと差をつけることは出来ません。

裏話

提出期限を言われたか否かに関係なく、授業の内容と学校のワークは普段からコツコツと並行して進めておくことがおすすめです。

すると、学校からテスト範囲と同時に提出物が配られた際、その時点で提出物は見直す程度で、あとは自分の勉強に出来るだけ多くの時間を使える状態になります。

提出物は本当に最低限の課題であり、全員が取り組まなければならないものです。

だから、定期テストで確実に平均点以上を取るなら、そういった提出物の他にプラスで勉強をしていく必要があります。

それを踏まえると、テスト範囲の勉強をしっかりやり切るためには、やはり4週間前にテスト勉強を始めるというのがベストです。

「テスト範囲が配られていないと勉強しても意味がないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、テスト範囲外の部分をテスト対策として勉強しているのは勿体無いと感じてしまいますよね。

ですが、前回の定期テストが終わってから次のテスト4週間前までの期間の授業の中で、一通り授業が終わっていて絶対に次のテスト範囲になるという単元もあるはずです。

4週間前ではまだテスト範囲になるか微妙だったり、この単元の全部はテストまでに間に合わないだろうという単元があったりするでしょう。

そういった場合は、その範囲はテスト範囲が出るまで勉強をしなくても大丈夫です。

その分、確実にテスト範囲になる単元の勉強を集中して進めましょう。

定期テストの勉強計画を立てる前に

各科目の目標点を決めよう

まずは勉強計画を立てる前に、各科目何点を目標とするのかを明確に決めていきましょう。

ここでは5教科の合計ではなく、しっかり各科目それぞれの目標点を決めていきます。

自分の志望校や取りたい内申点に合わせて、絶対に○点は必要だろうという基準を具体的な数字で考えてみてください。

ここでパッと目標点が出てくる場合は、その点数を目標とするのが良いでしょう。

目先の定期テストだけでは無く「受験」という最終的な目標があるため、モチベーションも維持しやすいと思います。

但し、限られた時間で複数の科目のテスト勉強が必要なため、あまりにも自分の実力とかけ離れた目標点を掲げてしまうと、かえって先が遠く感じてやる気が湧きにくくなってしまいます。

そこで基準になるポイントは、前回の定期テストの自分の点数と全体(クラスや学年)の平均点になります。

定期テストは平均点が60点前後になるように作られている場合が多いため、平均点が分からない場合は60点を1つの目安にしていただけたらと思います。

他にも模試の成績や学校の内申点の付け方など、目標点を定める上で材料となるポイントはあると思いますが、本記事ではどの学校の学生でも実践出来る方法をお伝えしたいため、前回の定期テストの自分の点数と全体の平均点を基準とした目標点の目安を紹介していきます。

上記はあくまでも目安になりますが、まだ平均点に届いていない場合は平均点±10点の間の点数で自分が目指せそうな点数を、前回平均点以上80点未満だった場合は前回+10点程度を目標にするのがおすすめです。

前回80〜86点取れている場合は、前回点を落としてしまった要因を徹底的に分析して対策すれば90点の壁を越えることが出来ます。

85点以上、本気で頑張ってみようと思う場合は90点を目標点にすると良いでしょう。

前回87点以上取れている場合は、次回90点以上を、自信のある科目は95点や96点を目標点にするのが現実的な目標点になります。

もちろん満点を目標とするのは悪いことではありませんが、目標点とは最低でも取りたい点数のことです。

定期テストには満点を取らせないための2〜5点分の難問が入れられている場合が多いため、全科目の最低ラインを満点とするのは正直現実的とは言えません。

そのため、90〜96点を目標点に設定し、満点を目指す志を持ってテスト勉強及びテスト本番に臨むというのが最もおすすめです。

過去問を分析する

勉強計画を立てる前に、前回までの定期テストを見返して分析してみましょう。

すると「資料の読み取りが必ず出ている」「最後が長文だから時間配分に注意が必要」など、先生の出題の傾向が見えてきます。

一年生の最初のテストの場合は対策が難しいと思いますが、最もテスト範囲が狭く、内容的にも易しい時期ではあるため、学校のワークや市販の問題集だけでも対策は可能です。

また、その時期であれば仮に転んでしまってもトータルの成績には挽回の余地があるため、過去の出題傾向は気にせずテスト勉強に集中して大丈夫です。

さらに、先生が変わってしまったという場合は対策に戸惑うかもしれません。

ですが、学校のレベルから大幅にかけ離れた問題ばかりを出して来ることは恐らく無いでしょう。

これは先生が変わっていない授業にも言えることですが、先生は意外と授業内で定期テストのヒントを教えてくれています。

そのため、普段の授業からテストに出そうな部分を意識しておくというのがベストではありますが、先生が変わってしまった又は対策が難しいと感じている先生の授業は、特にそこに注目して授業を受けるようにしましょう。

裏話

同じ学校の先輩に先生の問題の特徴を聞いたり、実際のテストの問題を解かせてもらったりしていましたが、これもかなり点数に繋がりました。

※学校によっては過去問の共有を禁止している場合もあるため、自分の学校のルールに従うようにしましょう。また、試す場合は自己責任でお願いいたします。

定期テストの過去問を分析する際は、問題を3パターンに分類することをおすすめします。

スクロールできます
特徴問題例点数目安
絶対に点を落とさない単語、漢字、四則計算赤点回避
やれば出来そう文法問題、用語、捻りのない文章問題平均点前後
頑張れば解けるようになりそう筆記、超難問8割以上

もし、どうしても苦手な単元や問題があるという場合は「捨て問」に分類し、諦めるという選択もあります。

数少ない難しい問題に時間をかけるよりは、それ以外の基本的な部分や得意分野で確実に点を取った方が効率が良いからです。

ですが、経験上定期テストで87点以上を取りたい科目は、どの問題も捨て問に分類することはせず、しっかり対策する必要があると感じています。

定期テストの勉強計画の立て方

①やることを書き出す

テスト期間中「1日何時間勉強したか」よりも、「何をやったか」の方が重要です。

まずは自分がテスト期間にこれをやれば点が取れるだろうということを書き出してください。

何をどのくらいやれば点が取れるようになるかは、その人の現在の実力や得意不得意によって異なるため断言は難しいですが、以下や当サイトの勉強方法に関する記事などを参考にしていただけたらと思います。

②優先順位をつけて振り分け

先ほど書き出したやるべきことに優先順位をつけて、何日までに何を終わらせるのか振り分けていきましょう。

学校の宿題と同じように、きちんと具体的な締め切りを決めていきます。

ここでのポイントは、何にどれくらいの時間がかかりそうか、現実的に考えてテスト勉強にどれくらい時間をかけられるのか、正確である必要はありませんが、あまりにも大幅な誤算になることが無いように計算することです。

普段の自分の勉強時間と勉強量に加え、やるべき問題の量や難易度なども踏まえて振り分ける必要があります。

また、急用が入ったり、時間をかけて復習したい部分が出てきたりと、計画を立てても必ずしもその通りに進められるとは限りません。

せっかく立てた計画が一度崩れてしまうと、それ以降どんどんやる気が喪失してしまう可能性も高いです。

そのため、そういった場合に備えて、敢えてやることを決めない調整のための勉強時間も設けるようにしましょう。

慣れていないと難しく感じてしまうかもしれませんが、ここは目標に向かって計画的に勉強を進めるための土台となるため、多少時間がかかったとしても丁寧に取り組んで欲しいです。

これをすることで、テスト期間中すでにその日のやるべき事が決まっている状態になるため、勉強を継続するハードルも下がります。

振り分けの際は、手帳や不要な紙などに、1日ごとにToDoリストを作る感じでメモしていくのが管理しやすいと感じています。

定期テストの勉強計画の例

ここから、具体的な定期テストの勉強でやることとその振り分けの例を紹介します。

1日ごとではなく1週間ごとのやることになっていて具体的なページ数や枚数なども書いていませんが、少しでも参考になる部分があればと思います。

前述したように、実際は1日ごとに細かくページ数も含めてメモするのがおすすめです。

中2前期中間テスト:英語

2週間前にテスト範囲が発表された場合。

やること

  • 単語練習
  • 単語テスト
  • 教科書の英文練習
  • 教科書の英文テスト
  • 学校のワーク
  • 市販の問題集
  • 英作文練習(プリントや教科書使用)
  • リスニング対策(市販の問題集使用)
  • 過去問

振り分け

スクロールできます
4週間前〜単語練習
学校のワーク(授業でやった所まで)
問題集(授業でやった単元まで)
3週間前〜単語テスト(先週やった単語)/5回
学校のワーク(間違えた問題のみ)
問題集(授業でやった単元まで)
2週間前〜単語練習(テスト範囲全部)
学校のワーク(テスト範囲全部仕上げる)
教科書の英文練習(テスト範囲全部)
英作文練習
1週間前〜単語テスト(テスト範囲全部)/2日に1回
学校のワーク(2周目)
教科書の英文テスト(テスト範囲全部)/2日に1回
リスニング対策
過去問
3日前〜単語テスト(テスト範囲全部)/3回
教科書の英文テスト(テスト範囲全部)/5回
英作文確認
過去問(間違えた問題のみ)

中2前期中間テスト:数学

範囲:式の計算、連立方程式(文章題なし)

4週間前は授業で「式の計算」が終わっていて「連立方程式」が途中、2週間前にテスト範囲が発表された場合。

やること

  • 学校のワーク
  • 教科書の問題
  • 市販の問題集1
  • 市販の問題集2
  • 過去問

振り分け

スクロールできます
4週間前〜学校のワーク(授業でやった所まで)
3週間前〜学校のワーク(式と計算の応用問題のみ)
問題集1(式の計算)
2週間前〜学校のワーク(テスト範囲全部)
問題集1(連立方程式)
問題集2(式の計算)
1週間前〜教科書の問題(テスト範囲全部)
問題集1(間違えた問題のみ)
問題集2(連立方程式)
3日前〜問題集2(間違えた問題のみ)
過去問

実際に勉強を進める際の注意点

実際にテスト勉強を進める際は、ただ単に進めるだけではなく、毎日勉強が終わったら振り返りをするのがおすすめです。

振り返りと言っても、毎回しっかりした感想文を書く必要はありません。

ですが、簡単に反省点や改善出来そうな点があったかどうかを考えて欲しいです。

もしこの時間に終わると計算していたものと大幅なズレが生じた場合は、それも踏まえて今後の勉強量を調整する必要があります。

また、自分の思っていた以上に早く仕上がった単元があれば、そこの勉強は当初の予定から削って他の勉強に充てることが出来ます。

逆に、自分の思っていた以上に時間をかけて対策が必要な単元があった場合は、そこの勉強を増やす必要があります。

経験上、一番最初に立てた計画のまま全く変更なくテスト期間を終えたことはありません。

基本的には、どこかで何らかの調整が必要になるでしょう。

振り返りは、このような調整が入ったとしてもテスト本番には「やるべきことをやり切った」という状態に持っていくために重要なものです。

振り返りの時間は知識が入ってくることも問題を解くことも無いため、点数に繋がっている意識が持ちにくいかもしれません。

ですが、間接的にはテストの結果に深く影響してくるため、簡単にでも良いから振り返りをすることを習慣化してみてください。

まとめ

本記事では、定期テストで450点以上取れるようになった勉強計画の立て方を紹介しました。

定期テストの勉強計画を立てる際は、その前にまず目標点の設定と過去問の分析をすることが重要です。

そして、実際に計画を立てる上では「やることを書き出す→優先順位をつけて振り分け」という流れでやっていく、計画を進める上では「振り返りをする」ということがポイントになります。

細かく計画を立て、さらにそれを実行していくというのはお、決して楽なことではありません。

ですが、その先には必ず成長が待っています。

また、このような計画を立てるスキルが身につくと、定期テストだけでなく模試や検定試験などでも計画的に勉強して目標を達成することが出来るようになります。

本記事を読んで次のテストに向けて勉強計画を立ててみようと思った方は、ぜひ実践していただけたら嬉しいです。

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